2011-01-01から1年間の記事一覧
10月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:1130ページナイス数:0ナイス戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)読了日:10月29日 著者:神林 長平高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)読了日:10月18日 著者:フィリップ K.ディック増補 遅読のすすめ …
「”出口”ね」アベンゼンは皮肉な口調でくり返した。 「先生はあたしに大きなものを与えてくださいました。やっとわかったんです。この世界にあるものをなに一つ恐れてはいけないし、欲しがったり、憎んだり、避けたりしてもいけない。逃げる必要もないし、追…
南極大陸に突然出現した「通路」から現れた異性体「ジャム」。地球を侵攻するかれらに反撃するため、通路の向こうのフェアリィ星に結成された空軍のみの軍隊FAFに所属する、深井零中尉は、愛機「雪風」を駆って、ジャムとの明日のない闘いを続ける。なんだか…
9月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:1332ページナイス数:0ナイス壊れた少女を拾ったので (角川ホラー文庫)読了日:09月21日 著者:遠藤 徹半島を出よ〈下〉 (幻冬舎文庫)読了日:09月12日 著者:村上 龍半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)読了…
朝は七時に起き、八時にはカバンを抱えて家を出る。電車にのって職場に行き、デスクにつくと夜まではそこにいる。それが好きだとか厭だとかいうのではなくて、そのように私は暮らしている。そのようにして暮らすのが私の生きかたである。その暮らしかた、生…
8月の読書メーター読んだ本の数:10冊読んだページ数:2654ページナイス数:0ナイス家に棲むもの (角川ホラー文庫)読了日:08月26日 著者:小林 泰三無力感は狂いの始まり 「狂い」の構造2 (扶桑社新書)読了日:08月20日 著者:春日 武彦,平山 夢明フクシ伝…
そうよ、パパ、言ってやれ! 「うちの女房は確かにブスだ」って!!(142ページ) だらけるとだらけきるもので、夏休みの後半は完全に「毎日更新」を無視していた今日この頃ですが、みなさまはいかがお過ごしですか? 今日から仕事に復帰したので、また更新…
三日も休んでしまいました。。。会社も休みやのに。。。 さて、三島由紀夫を思わせるタイトルの、何をねらったのかはイマイチ分かりにくい本なのだが、書いてあることは非常にマトモ。「上司はあなたのことをブックオフに本を売りにいくときに使う丈夫なトー…
最近、読んで文句言うなら読むな、という本ばかり読んでいる気がしなくもないですが。 解説、渡辺淳一。もうそれで分かってもらうしかない。解説、渡辺淳一。岩井志麻子なのに。解説、渡辺淳一。いや、岩井志麻子だから? 解説、渡辺淳一。というか、渡辺淳…
機内誌に連載、という条件下で、これだけのクオリティーの作品を納品できれば上出来、という気がしなくもないが、明らかに最近の吉田修一作品は印象が薄い。そもそも人物の印象が残っている作品って、「最後の息子」のシリーズと、『東京湾景』くらいではな…
さて、日本に戻って参りました。いきなり阪神・ヤクルト戦を観に行き、ヤクルトが勝って大変うれしかった訳ですが、まあ記事は飛行機の中で読んでいた本の話で。 子供のころ、「大長編ドラえもん」では、冒険がはじまる前の、みんなで道具で遊んでいる場面が…
明日、更新休みます。と、いう更新もどうかと思うが、明日から日本に一時帰国するので、明日は更新できません。しかし、今週は忙しいなあ。
ずっとずっとずっとずっとアメリカに尻尾を振り続け忠犬として尽くしてきたのに、餌をもらえないどころかバシバシ棒で打たれるような仕打ちを受けたと、多くの国民がそう感じたのだ。だから、嫌い、というだけじゃなくて、憎むようになった。同時に前々から…
今日は出張者対応後でしんどいので、一回休みます。これは更新したことになるんかいな?
また学生時代の話で恐縮だが、文学部で、偏見なくいろんな小説を幅広く読んでいる人は、どちらかというと歴史専攻の人に多かった気がする。私を含め、そもそも文学を「研究」しようなどという、きわめて文学的でない行為に走っている人よりも、ずっと文学に…
私ごときの体験を、木村榮一のような大学者に擬して考えることはたいへん失礼な話だが、外国文学を読みこめば読みこむほど、「普通」の感想しか出てこなくなるのではないだろうか。日本語で読み、あくまで日本人の感覚で作品を処理しているときこそ、妄言・…
憲法改正騒ぎがあった。世界SF大会が日本で開催された。消費税があがった。狂牛病がアメリカでようやく深刻な問題になった。ベネズエラが侵攻されて、自由世界を脅かす諸悪の根源にされた。小学生が幼稚園児を殺した。銀行の数がまた減った。アニメとゲーム…
最近、『日本沈没』全章レヴューみたいになってきたので、ちょっとひと休み。ブログ毎日更新、は案外できているんですが、問題は書くのに時間が取られて本を読む時間が減ってしまうことだな。
まして戦後の三十余年間、日本の、とくに大都会の人びとは、巨大な災害に対して、瞬時に身を処するマナー――戦前までに、大火や地震や水害などの数百年間を通じて形成されてきた「災害文化」ともいうべきものをきれいに失ってしまっていた。まさかの時、自分…
今月は、それなりに量は読んだんですけど、どちらかというと軽めのものに偏ってますよね。やっぱり日本から本が届いたことが大きいのか。テッド・チャン『あなたの人生の物語』(浅倉久志他訳) 単独では「顔の美醜について」を取りあげたわけだが、どれをと…
「マイホーム」化した社会の中では、主役の座は女性によってうばわれつつあり、男はいつまでも、家庭の中で過保護状態で育てられた子供のように、ひよわでいつまでたっても幼児的であり、あるいは女性化するのは当然である。このままでは、男はますます小ア…
7月の読書メーター読んだ本の数:14冊読んだページ数:4913ページナイス数:0ナイス玩具修理者 (角川ホラー文庫)読了日:07月31日 著者:小林 泰三虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)読了日:07月30日 著者:アルフレッド・ベスターフリー~〈無料〉からお…
だが今回の場合は、何か異様だった。一つ一つの分野で見ればいかにも毎年くりかえされる、自然災害との闘いのバリエーションにすぎないようだったが、その影響のあらわれはじめた分野すべてを合わせて遠望してみると、そこに嵌絵のように、何か不気味なもの…
「それはつまり、記憶のメカニズムが関係するんだろう。過去のことは記憶できるが、未来は記憶できない。これは不思議でもなんでもない。記憶とは記録のことだ。記録する能力を持つものは意識だけじゃない。オーディオ・テープ、ビデオ・テープ、それに紙だ…
「復讐の動機が逆恨みじゃねーか!」というのを、「読書メーター」のコメントで見て激しく同意してしまった。これだけアイデア大盛り、展開もすさまじいスピード感なのに、主人公にいまひとつ感情移入できないところが若干のマイナスポイントか。あと、送信…
この本、このテの本にしてはひさびさに面白かった。そもそもアメリカのビジネス本って、ジョークを読まされるたびに「読み代」を課金したいようなものが多いが、この本のはそれなりに笑えた。「私は子沢山だから本はフリーでも、講演にはお金をもらわなけれ…
なんだか日々、脳細胞が死んでいるような気がするので、活性化のためにしばらく「ブログ毎日更新」に挑戦してみようと思います。できるかな?
ていうか、こないだキャンバスの売店にいて、eメールをチェックしようとスペックスをかけたんだけど、ちょうどポスターでCMを流してたわけ。シャンプーの広告。<ジューイッサンス>だったかな。そのCMは前にも見たことがあるんだけど、”カリー”なしだとちが…
「墓は人ではないし、墓碑銘はその人の言葉ではない」(飛浩隆「デュオ」) しばらくご無沙汰してしまいました。別に仕事が忙しかったわけではなく、どちらかというと丁度いいくらいだったのですが。更新を怠っていたのは、脳内が首位を独走する東京ヤクルト…
6月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:5270ページマルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)読了日:06月30日 著者:冲方 丁マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)読了…