21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

今月の三冊

2014年の読書メーター 読んだ本の数:106冊 読んだページ数:41023ページ ナイス数:0ナイス http://bookmeter.com/u/79251/matome_y?invite_id=79251■ダイナー (ポプラ文庫) 読了日:12月24日 著者:平山夢明 http://bookmeter.com/b/4591131173■密偵 (岩波…

今月読んだ捨ておけぬ三冊(1月編)

気が早いが、気が向いたので、このまま書き続けよう。 ここ数年、年間通してやってみる趣味を決めており、2011年がSF、12年が映画、13年が将棋、という具合であった。ともかくやりたいこと(主に室内遊び)が多過ぎて、ときおり精神のバランスが崩れ、好きな…

2013年の読書記録

ブログを再開したはいいものの、一回それをがんばりだすと、かえって仕事が忙しくなったりするもので、また停滞。せめて本年のベスト10くらいは書いてみようと、「読書メーター」を調べてみれば、今年これまでに読んだ本が40冊しかないことに気づき、愕然と…

10月の読書メーター

2012年10月の読書メーター読んだ本の数:8冊読んだページ数:3253ページナイス数:3ナイスダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)読了日:10月31日 著者:筒井 康隆失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)読了日:10月30日 著者:戸部 良一,寺本 義也,鎌田 …

9月の読書メーター

2012年9月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:4967ページナイス数:1ナイスファッション学のすべて (Handbook of fashion)読了日:9月30日 著者:白痴 2 (河出文庫)読了日:9月30日 著者:ドストエフスキー庵堂三兄弟の聖職 (角川ホラー文庫)…

8月の読書メーター

8月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:4908ページナイス数:0ナイス翻訳教室 : はじめの一歩 (ちくまプリマー新書)読了日:08月30日 著者:鴻巣 友季子20世紀SF〈3〉1960年代・砂の檻 (河出文庫)読了日:08月30日 著者:アーサー・C. クラー…

7月の読書メーター

7月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:1360ページナイス数:1ナイスこれからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)読了日:07月26日 著者:マイケル サンデル冬至草 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)読了日:07月25日 …

6月の読書メーター

6月の読書メーター読んだ本の数:8冊読んだページ数:3221ページナイス数:7ナイスオーディション (幻冬舎文庫)人物造形としての一貫性はないが、吉川がいるから作品として救われていると思う。とくに、青山が勝手な想像をして電話をかけたときに、彼のとこ…

5月の読書メーター

5月の読書メーター読んだ本の数:9冊読んだページ数:3405ページナイス数:0ナイスドラフト1位---九人の光と影 (河出文庫)読了日:05月25日 著者:澤宮 優マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)読了日:05月22日 著者:冲方 丁順列都市〈下〉 (…

4月の読書メーター

4月の読書メーター読んだ本の数:8冊読んだページ数:2587ページナイス数:0ナイス順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)読了日:04月27日 著者:グレッグ イーガンシェイクスピア全集 (3) マクベス読了日:04月15日 著者:W. シェイクスピアうほほいシネクラブ (…

今月読んだ捨ておけぬ3冊(3月編)

スタニスワフ・レム『高い城・文学エッセイ』(芝田文乃ほか訳、国書刊行会) ウィリアム・ギブスン、ブルース・スターリング『ディファレンス・エンジン』(黒丸尚訳、ハヤカワ文庫SF) 津原泰水『バレエ・メカニック』(ハヤカワ文庫JA) 番外 『諏訪敦絵…

3月の読書メーター

3月の読書メーター読んだ本の数:10冊読んだページ数:3348ページナイス数:0ナイス朝鮮近代史 (平凡社ライブラリー (267))読了日:03月31日 著者:姜 在彦高い城・文学エッセイ (スタニスワフ・レム コレクション)読了日:03月31日 著者:スタニスワフ レム…

2月の読書メーター

2月の読書メーター読んだ本の数:9冊読んだページ数:3435ページナイス数:0ナイス遅い男ミラン・クンデラ系の「スベリ芸」だと思うのですよね。最後の赤面の場面は、もろに『冗談』を想像したのですが、エリザベス・コステロが出てくるあたり、腑に落ちない…

今月読んだ捨ておけぬ3冊(2月編)

前項は読書メーターのまとめをそのまま貼り付けているのだが、たまに感想書いてると、自分の感想がウザいな・・・と、いうのはさておき、今月の3冊。佐野眞一『巨怪伝 正力松太郎と影武者たちの一世紀』 読んだあと、興奮覚めやらずに年表から参考文献表まで…

1月の読書メーター

1月の読書メーター読んだ本の数:13冊読んだページ数:4004ページナイス数:0ナイス伊藤計劃記録:第弐位相読了日:01月30日 著者:伊藤 計劃ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)読了日:01月22日 著者:リチャード P. ファインマン楽園へ…

10月の読書メーター

10月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:1130ページナイス数:0ナイス戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)読了日:10月29日 著者:神林 長平高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)読了日:10月18日 著者:フィリップ K.ディック増補 遅読のすすめ …

9月の読書メーター

9月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:1332ページナイス数:0ナイス壊れた少女を拾ったので (角川ホラー文庫)読了日:09月21日 著者:遠藤 徹半島を出よ〈下〉 (幻冬舎文庫)読了日:09月12日 著者:村上 龍半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)読了…

8月の読書メーター

8月の読書メーター読んだ本の数:10冊読んだページ数:2654ページナイス数:0ナイス家に棲むもの (角川ホラー文庫)読了日:08月26日 著者:小林 泰三無力感は狂いの始まり 「狂い」の構造2 (扶桑社新書)読了日:08月20日 著者:春日 武彦,平山 夢明フクシ伝…

今月読んだ捨ておけぬ三冊(7月編)

今月は、それなりに量は読んだんですけど、どちらかというと軽めのものに偏ってますよね。やっぱり日本から本が届いたことが大きいのか。テッド・チャン『あなたの人生の物語』(浅倉久志他訳) 単独では「顔の美醜について」を取りあげたわけだが、どれをと…

7月の読書メーター

7月の読書メーター読んだ本の数:14冊読んだページ数:4913ページナイス数:0ナイス玩具修理者 (角川ホラー文庫)読了日:07月31日 著者:小林 泰三虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)読了日:07月30日 著者:アルフレッド・ベスターフリー~〈無料〉からお…

今月読んだ捨ておけぬ三冊(6月編)

「墓は人ではないし、墓碑銘はその人の言葉ではない」(飛浩隆「デュオ」) しばらくご無沙汰してしまいました。別に仕事が忙しかったわけではなく、どちらかというと丁度いいくらいだったのですが。更新を怠っていたのは、脳内が首位を独走する東京ヤクルト…

6月の読書メーター

6月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:5270ページマルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)読了日:06月30日 著者:冲方 丁マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)読了…

今月読んだ捨ておけぬ三冊(5月編)

God grant me the serenity to accept the things I cannot change, courage to change the things I can, and wisdom always to tell the difference. (「神よ願わくばわたしに変えることのできない物事を受けいれる落ち着きと、変えることのできる物事を…

5月の読書メータ

5月の読書メーター読んだ本の数:21冊読んだページ数:7532ページめぐらし屋 (新潮文庫)読了日:05月31日 著者:堀江 敏幸ヒートアイランド (文春文庫)読了日:05月29日 著者:垣根 涼介一階でも二階でもない夜 - 回送電車II (中公文庫)読了日:05月28日 著…

4月の読書メータ

2011年4月の読書メーター 読んだ本の数:18冊 読んだページ数:6325ページ■粘膜兄弟 (角川ホラー文庫) 読了日:04月29日 著者:飴村 行 http://book.akahoshitakuya.com/b/4043913036■蠅の王 (新潮文庫) 読了日:04月28日 著者:ウィリアム・ゴールディング …

今月読んだ捨ておけぬ三冊(4月編)

「臍のない男がいまも私の中に棲んでいる」と、サー・トマス・ブラウンは奇怪な一行を書きつけているが、その意味するところは、アダムの末裔なるが故に、彼は罪のうちに孕まれた存在であるということなのだ。(ボルヘス『続審問』) 「読書メーター」のまと…

今月読んだ捨ておけぬ三冊(12〜3月篇)

そして未来は、いずれにしろ過去にまさる。誰がなんといおうと、世界は日に日に良くなりまさりつつあるのだ。人間精神が、その環境に徐々に環境に働きかけ、両手で、器械で、かんで、科学と技術で、新しい、よりよい世界を築いていくのだ。 (ロバート・A・…

今月読んだ捨ておけぬ三冊(11月編)

なんだかモスクワの11月というのは、ほんとうに厭な月で、毎回、鬱になることこの上ないのですが、それでも色々本は読んだようで。また、時間はないくせに、フランス語の勉強をしてみようとか、ロシア語で本を読んでみようとか、試してはみているのですが、…

今月読んだ捨ておけぬ三冊(8〜10月編)

なんか、このコーナーも続きませんね。やっぱり月末は忙しいのか。とりあえずまとめて更新です。8月 佐藤優『自壊する帝国』、桐野夏生『東京島』、ミシェル・テマン『Kitano per Kitano 北野武による「たけし」』(松本百合子訳) 『自壊する帝国』に関して…

今月読んだ捨ておけぬ三冊(7月篇)

鴻巣友季子『孕むことば』 たとえばエッセイや、あるいはブログでもいいのだけれど、他人の書いた文章を読むときに、読者はなにを期待するのだろう? もちろん、自分が心の底でおもっていたことを文章にしてもらって、それを読んで膝を打つ、ということもあ…