21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

2011-08-14から1日間の記事一覧

吉田修一『あの空の下で』

機内誌に連載、という条件下で、これだけのクオリティーの作品を納品できれば上出来、という気がしなくもないが、明らかに最近の吉田修一作品は印象が薄い。そもそも人物の印象が残っている作品って、「最後の息子」のシリーズと、『東京湾景』くらいではな…