21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

小山田浩子『工場』

仕事に身は入らないし、大体身が入ったところで大差はない単純作業なのだが(あらためて考えると、この作業を誰かにさせるために余分に賃金を払おうという工場の考えは酔狂だ。機械でも開発するがいい)、それでもあまりぼーっとしていると逆に辛くなってく…

平成の30冊

すごく今更感があるけれども、時間がある今、触れておこう。朝日新聞の「平成の30冊」についてである。 ところで平成になったとき、私はたしか九歳だった。そう思えば、私が読書らしい読書をしたのはすべて平成のうちのことで、同時代作品というのは、すべて…