映画
本田美奈子の死と、宇宙戦争という映画は、ぼくのからだに起きた理不尽なできごとを経由して繋がっている。あなたは、体と心中するしかない。叙事的な映画というのは、そういうことを嫌でも感じさせてくれる。(11-10, 2005) 前巻の(、というべきか)『伊藤…
ウェイン しかし本物のラリラリ俳優だけ集めてジャンキーの映画作るってすごいね。日本でもできるかな。そのまんま東と松崎しげるとロブ・ロウと極楽とんぼの山本出演で。 ガース なんの映画作るんだよ! そのタレントの共通点は麻薬の前科じゃないだろ! ウ…
本書の最も重要な主人公は、トッド・ブラウニングである。カーニバルの旅芸人ブラウニングは、ヴォードヴィル、コメディ舞台の世界で名をあげ、やがて映画の世界に入るが、交通事故により芸人としての人生を終え、映画監督となる。はぐれものたちの鬱屈と哀…
見せることこそがエクスプロイテーションの目的である。そこには抑制の美学はない。 柳下毅一郎の文章は、きわめて扇情的なテーマ(殺人、見世物)ばかりを扱いながら、非常に格調高い。とくに、「見世物」こそリュミエール兄弟以来の映画の源流であると説く…