21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

町山智浩&柳下毅一郎『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判3』

ウェイン しかし本物のラリラリ俳優だけ集めてジャンキーの映画作るってすごいね。日本でもできるかな。そのまんま東松崎しげるロブ・ロウ極楽とんぼの山本出演で。
ガース なんの映画作るんだよ! そのタレントの共通点は麻薬の前科じゃないだろ!
ウェイン 監督は今関あきよしで。
ガース やめろよ!

と、こういう感じの映画談義が延々続く本。自分たちで映画漫才コンビと名乗るだけのことはある。しかも、テレビでは見られない寄席か営業のみの芸である。最近ゴールデンに移った「やりすぎコージー」によれば、営業芸人のギャラはテレビとはくらべ物にならないらしいから、営業芸をこれくらいの値段(1600円+税)見られる、というのは感動的なことである。
 と、いうことで、ずっと笑いっぱなしなことは請けあいますので、ぜひ休日出勤でナーバスな三連休にでも。

(『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判3』 洋泉社