21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

2011-05-28から1日間の記事一覧

雑感

今日はワタクシの誕生日なのですが、なぜだか昨日から、どうして本は直方体の三辺のうち、いちばん短い辺(つまりは奥行の部分)が延長されることをもって「長い」というのだろう? ということが気にかかっています。たとえ京極夏彦やコロコロコミックであっ…

Ap.グリゴーリエフ 「エリザベータへ(E.S.R)」 (1842)

ああ、ぼくは知っている、きみと ぼくはたましいで結びついているということを。 永遠と、ぼくのそのあいだに うかびあがってくるのはきみの姿だ。 そして天上でぼくは もういちど魅せられてしまうのだろう、 わが全身をあのひとのおもかげに捉われて、 わが…

デザインが変わりました

突然、というわけではないのだけれど、学生時代にあそびでやっていたロシア詩の翻訳をまたやりたくなった。ところが、いざやってみたらブログの書式にすごくはまりが悪かった。と、いうわけで、思い切ってデザインを変えてみた。 気にする人がいるのかどうか…

堀江敏幸『ゼラニウム』 「アメリカの晩餐」

簡単な挨拶と自己紹介を棲ませて招き入れられたアパルトマンは、サングラスのプロデューサーが一ヵ月前に購入したばかりで、窓がすべて通りに面したに二十畳敷きくらいの大部屋の連なる豪奢なつくりだったが、まだ内装が済んでおらず、壁という壁の装飾がは…