21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

Zemfira "Dokazanno"

まっしぐらに導線をつたって
列車はママのところへやってくる
でも私はおうちに帰りたくて
自分でも分からないんだけど
なんでだろう?

まんまるなオレンジがいらついて
これ以上、燃えられないとか悩んでる
だから私はデッキに火をつけて
サンバを踊っているんだけど
これでみんな明るくなったじゃない

ママはメトロでナボコフを読んでいて
細いひもの結ばれたところで
私はすわっていて
ママにはそのとき分かったみたい
いちばん大事なことが
ママはメトロでナボコフを読んでいて
細いひもの結ばれたところで
私はすわっていて
ママにはそのとき分かったみたい
いちばん大事なことが

くるったように騒ぐこともなくて
窪地のちょうどどまんなかのところに
私は身を隠していて
ママのところに行こうと思うんだけど
ガチャン、って電話が切れる音がしたの

私の話が終わったあとで
海がひっくりかえっちゃったんだけれど
でも誰かが陸をみつけてきたらしく
つまりは「やればできる」、ってことみたい

ママはメトロでナボコフを読んでいて
細いひもの結ばれたところで
私は座っていて
ママにはそのとき分かったみたい
いちばん大事なことが
ママはメトロでナボコフを読んでいて
細いひもの結ばれたところで
私は座っていて
ママにはそのとき分かったみたい
いちばん大事なことが