21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

森永卓郎『年収崩壊』

 お金に関する新書三部読み、第二段。年収300万円時代という言葉を創出した、森永先生の新書だが、売れた後の本だからか、下記の勝間氏の本に比べて押しは弱い。所得格差の拡大によって結婚するメリットがなくなった、あるいは結婚することができなくなった、つまり現代人のライフスタイルが変わった等、すでに当たり前感のあることが並べられるので、正直わくわくしない。しかしまあ森永先生も投資信託を投資のスタートに進めるのでありました。勝間氏と違うところで、非常に納得しやすいところを選べば、「節約」の効能をうたうところ。……やはりこれも当り前か。

(『年収崩壊 格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」 角川SCC新書)