21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

5月4日付 新聞書評メモ

毎日新聞
源氏物語特集」この程度のスペースで、与謝野晶子訳、谷崎潤一郎訳、円地文子訳、瀬戸内寂聴訳を比較してのける鹿島茂さんは、さすがというより他ない。

若島正
巨椋鴻之介禁じられた遊び 巨椋鴻之介詰将棋作品集』(毎日コミュニケーションズ
 論理的思考が極めて苦手なので、碁や将棋にはなかなかハマれないが。仏文学者による詰将棋集には興味がある。しかし、これを解くには、まず『将棋入門』くらいから読まねばなあ……

沼野充義
酒井啓子イラクは食べる ―革命と日常の風景』(岩波新書
 イラク専門家による、イラク食文化の本という。どう考えても面白そうである。

日本経済新聞
☆書評委員評
中野京子『怖い絵2』(朝日出版社
 すみっこでちらっと取り上げられているだけなので、本の全貌は知りようがないが、名画の「怖さ」をテーマに書くという、なんとも単純なようで、実は難しいテーマが心を惹く。