21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

4月の読書メーターまとめ

4月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3135
ナイス数:24

警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
読了日:04月29日 著者:梶永 正史
爪と目 (新潮文庫)爪と目 (新潮文庫)感想
意味の多いスティーヴン・キングという感じがしました。もう少し詳しく言うなら、表題作は、自身と現実との境界線に関する描写が多く、とくに外界(コンタクトレンズとか子供服を含めて)とふれあうときの感触が「かさかさ」している、という話だと思うのですが、読者としての私はそこに実感がわかなくて、せっかくの上質ホラーなのに意味が多い、と思ってしまった、という感じです。感覚としては「しょう子さん」の皮膚感覚の方が気持ち悪さとして実感できました。
読了日:04月24日 著者:藤野 可織
オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」 (講談社現代新書)オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」 (講談社現代新書)
読了日:04月23日 著者:鈴木 董
ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ (ハヤカワ文庫NV)ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ (ハヤカワ文庫NV)
読了日:04月21日 著者:ジョン ル・カレ
いやしい鳥いやしい鳥感想
タイトルが秀逸な隣人ものモダンホラーの逸品です。芥川賞作家の作品ですが、文学っぽく読むよりグイグイくる臨場感をホラーとして楽しんだ方が面白いように思います。併録の「溶けない」の方はもう少し文学風味が強く、そのためか印象に残りづらかったかも。しかし、とにかく「いやしい鳥」という、いろいろ想像させるタイトルが好きだ。
読了日:04月10日 著者:藤野 可織
中世ヨーロッパの都市世界 (世界史リブレット)中世ヨーロッパの都市世界 (世界史リブレット)
読了日:04月09日 著者:河原 温
幼女戦記 (1) Deus lo vult幼女戦記 (1) Deus lo vult
読了日:04月08日 著者:カルロ・ゼン
金融入門〈第2版〉 (日経文庫)金融入門〈第2版〉 (日経文庫)
読了日:04月07日 著者:
罪の声罪の声
読了日:04月04日 著者:塩田 武士
官僚たちの夏 (新潮文庫)官僚たちの夏 (新潮文庫)感想
池田勇人佐藤栄作の時代の通産省の人事がテーマ。興味深かったのは、土曜の昼にテニスをしている後輩を、心の中で「ズル休み」呼ばわりしている主人公の風越が、自分は「毎日8時間寝ている」と豪語していること。昨今、普通のサラリーマンでもなかなか8時間は寝られないことを思えば、普通の働き方って時代によって違うのだな、と全然本筋とは違うことを考えていました。
読了日:04月03日 著者:城山 三郎

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