21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

2015-06-19から1日間の記事一覧

船戸与一『山猫の夏』

舞台はブラジル北東部の町、エクルウ。この町は100年のむかしから、アンドラーデ家とビーステルフェルト家に支配されてきた。町の権益をめぐり、血で血を洗う抗争をくり返す両家。だが、ある夏の日、アンドラーデの一人息子フェルナンと、ビーステルフェルト…