21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

2013-11-26から1日間の記事一覧

夏目漱石『吾輩は猫である』 二

ええ面倒だと両足を一度に使う。すると不思議な事にこの時だけは後足二本で立つ事が出来た。(40ページ)さて、これは漱石の「猫」が空を翔んだ場面で、日本文学のなかでは随分有名な場面であると思う。要は正月の雑煮を盗み食いした猫が、歯にひっかかってど…