21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

2012-06-13から1日間の記事一覧

三好達治『詩を読む人のために』

これは、いまあらためて読むべき本ではないかと思う。なによりも読んでいて楽しいのは、三好達治の毒舌ぶり。島崎藤村の「千曲川旅情の歌」の、「千曲川いざよふ波の/岸近き宿にのぼりつ」を評して、「視覚的映像としては何だかとりとめがありません」とし…