21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

2010-11-19から1日間の記事一覧

古井由吉『辻』 「雪明かり」

無事。この二文字を日々書留めるだけで、立派な日記になるのだろう。(『仮往生伝試文』) かつて、院生時代、書評のまねごとをさせていただいたことがあり、そのとき、古井由吉の『野川』を評して、「ひとつの段落ごとがひとつの作品になっている」、と書い…