21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

2010-04-26から1日間の記事一覧

『桂米朝コレクション4』 「帯久」

焼き払ろうてこまそ、ほんまに(28ページ) 「帯久」ほどリアルな噺はない。東横堀で繁盛する呉服屋を経営していた和泉屋与兵衛のところに、同じ町内の帯屋久七が無心にくる。かれは商売の運転資金を借りにきているだけで、一定の期間をおけば返しに来るのだ…