21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

2009-11-25から1日間の記事一覧

J.ラヒリ『停電の夜に』 第2話「ピルザダさんが食事に来たころ」

口に入れ、ぎりぎり待てるだけ待ってから、やわらかくなったチョコレートをゆっくり噛んで、ピルザダさんの家族が無事でいますようにと祈ったのである。(56ページ) "When Mr.Pirazada Came to Dine"というような題名のつけ方はアメリカ人の発明なのか。た…