21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

岡田斗司夫『いつまでもデブと思うなよ』

 比較的、流行ものとマスコミに流されやすいたちなので、こういう本読んでしまう。体脂肪率も高くなってきたので、それを抑制する意図もあったりして。
 内容は非常に明確で、会社経営でも悪化すれば、数的記録をチェックして悪くなった原因を探すのが当然なのだから、見た目に関しても同じステップを踏むべき。体重、食べた物のカロリーなどを記録して、「自分がなぜ太っているのか」を分析、カイゼンを図る、という内容である。
 それ以外の内容は普通のダイエット本とそんなに変わらない。(ほかのダイエット本を読んだことがないが、たぶんそうだと思う)。ポイントはダイエットをすることによる気分の変化(体が飢餓状態と勘違いして、気分が落ち込むなど)をしっかり書いているところか。人間は精神まで食い物に左右される、ということがよくわかる。

(『いつまでもデブと思うなよ』 新潮新書