21世紀文学研究所

1サラリーマンの読書日記です。

対談集

蓮實重彦他『映画狂人、語る。』 「残酷な視線を獲得するために」VS村上龍

(蓮實)やはりいろいろなスポーツがあるけれども、サッカーほど動きとして美しいものはない。(266ページ) 基本的に蓮實重彦って好きではないのだが、この本を読み始めたのは、映画の本を読みたくてほかに在庫がなかったからか。上にあげた一言に目が止ま…

安岡章太郎『15の対話』 対話七「日本人は生き残れるか」

ずっと「つまみ読み」をしてきた一冊だが、お盆で時間ができたので、通し読みにチャレンジ。だが、「積ん読」にしておいて五年あまりにもなる本だけに、読むこと自体にすこし歴史が発生している。 さて、タイトルを見ればわかるように、この本は安岡章太郎の…